大阪の老舗ブランド、switchさんの羽毛ソファ帆布バージョン。
たゆたゆのクッションに腰を下ろすと刹那の柔らかさ。そしてその下にはしっかりとしたウレタン。なるほどなるほど、柔らかいのにお尻は安定している。これは長く座っても疲れないようにだな、と作り手が柔らかいだけではダメなんだと試行錯誤したであろうバランスの見極めの妙を感じる。
沈み込みのあるクッション+座面が低い設定なので足が地面にしっかりつき膝が太ももより高い位置に。それゆえ前かがみでいるとお腹が圧迫されるので背中は自然と背もたれへ倒れるよう誘導される。
リラックスタイムへようこそと言わんばかりのバフッとした背あたりと同時に加重で両サイドがせり上がってくる。ウレタンだけのクッションではこうはいかない。積もった新雪にダイブしたように埋まった感がなんとも安心する。
ちょっと横を向いてもその度に羽毛が動いてフィット感が持続するのでこれはもう逃げられないなとオフモードにならざるを得ない。かなり広めの奥行きなのでお尻をずらして首まで埋もれてしまう事が可能。
ここまできたらと幅180cm程の座面に足を投げ出してゴロンと寝転がればもう何もかもやる気が無くなってしまう。帆布のさらっとしたナチュラルな感触も眠気を誘う。ソファに思惑通りに扱われているようでなんとも悔しいが一生の相棒と思えばたのもしさすら感じる。
オフタイムは身も心もほぐれたいという方にはベストのソファではないかと思います。帆布生地以外にも沢山のサンプルからお選びいただけます。極上の一皿を味わうような座り心地、ぜひお試しください。
