先日、友人が紹介してくれた木工の職人さんの工房にお邪魔してきました。福井市からはまだ雪が積もる山間を車で走ること約1時間。
様々なお仕事の話をしながらふるまってくれたのは鹿、イノシシなどのジビエ料理。この日のために計画してくれていたようでとても嬉しい気持ちになりました。僕からはおやつにと道すがら買ったパウンドケーキもつつきながらとても楽しい時間になりました。
仕事なんだけど仕事だけじゃない。暮らしと労働が一体化した時間はとても素敵だなと感じます。
暮らしのために働く、働くだけの暮らし。ともすると後ろ向きにも聞こえてしまいますが本来は全部ひっくるめて「生きる」のはず。個人的にもどちらかと言えば長時間労働タイプで、周りからはどう思われているかはわかりません。働きアリのようで憐れまれるかもしれませんが僕にとっては好きなことでお金を頂いているというだけでもう人生アガったようなものなのです。「労働している」というよりは「必死に遊んでいる」という感覚。こんな感覚で毎日を過ごせるだけでも本当に幸せだなと思います。
言葉遊びのようですが生きるという事に覚悟と楽しみを見つけることで繰り返される日々の意味はがらりと様相を変えると思っています。
そうそう、この画像の木の器がその件の職人さんの作品。地元でとれたジビエと仕事で作った品物で来客をもてなすという暮らしの中での一体感。その関係性が地に足がついていて、とてもいいなと思いました。そんな空気感も一緒に伝えていければいいなと思いながら工房を後にしたのでした。