オンラインストアリニューアルの事①

オンラインストアリニューアルの事①

Mar 19、2023岩﨑敬太

 

3/10にオンラインストアをリニューアルさせていただきました。今日はそのことについてあれこれとお伝えできればと思います。これからネットショップをやってみたいという方にもどのサービスを使えばいいのかご参考の1つになればと思います。

 

自分にあったカートサービスとは?

ネットショップを作るならカート機能をもったサービスを利用するのが一般的です。「ネットショップ開設」などで検索をかけてもらえれば色々なサービス企業の情報がヒットします。そこから自分がやりたいことや自分の規模に合ったものを選ぶのが第一歩となります。

 

EPISOはカラーミーにお世話になっていました

以前のサイトもかなり時間を掛けて作りました。もともとウェブのコーディングなどは専門ではなかったこともあり構築には少しずつの作業の進捗となってしまい半年ほどかかった記憶があります。僕はインテリアの専門ですので専門じゃないのは当たり前ですがプロにの方に頼むとやっぱりすごくお金が掛かります。ECサイト(ものやサービスを販売するサイト)の場合それなりの規模のサイト構築をお願いすると50万円とか100万円とか普通に掛かります。

 

しかもプロにお願いすると何がどうなっているのかこちらでは分かりにくくなるので更新作業も必然的にお願いすることになります。コーポレートサイト(企業としての紹介や説明を主目的にしたサイト)の場合はたいして更新もないのでそれでよいと思いますがECサイドはお客様に何度も訪問していただくために更新鮮度が必要。そこでコストがかかるのはやっぱりつらい。これはとにかく自分でやってみようとコーディングの本を片手に自分で構築しました。さすがに0からはできる気がしなかったのでカラーミーというカートサービス内のテンプレートを使いました。さらに大切な点としてシステム面が使いやすいかという点があります。カラーミーは商品登録や配送や決済、メール通知などの機能がすごくしっかりしていてシステム面の構築はとてもスムーズでした。今は無料プランはなくなってしまったのですがはじめてだけどある程度しっかりしたECサイトを作りたいという方にはお勧めできます。

 

一番簡単にという事でしたらBASEやSTORESが挙げられますが基本的には商品が羅列するような構成になるので商品以外で色々と伝えていきたいことがある場合はちょっと物足りないと思います。でも無料のプランもありますしビジュアルもとてもきれいに作れるのでどちらもすごいサービスです。インスタグラムなどSNSで注目を集めてそこからオンラインストアに誘導する、というのが基本戦略になるのかなと思いますので画像で勝負するのであれば良い選択です。

 

で、カラーミーに話を戻しますととにかく自由度が高いのが特徴。HTMLという設計図にあたるものとCSSという仕様書にあたるものを駆使すれば色々な見せ方ができます。なおかつスクリプトという仕組みも使えばふわっと整列する画面ですとか不規則なラインでスクロールするとかインタラクティブなサイトが使えてこれぞ今風という感じ。

ただ、更新しようとするとHTMLやCSSを触る必要がありこれがやっぱり大変で。ちなみにこんなアルファベットと記号の呪文みたいなやつを書き換えたり追加、削除していく作業です。

 

 

1文字でも間違えたり抜けたりするとめちゃくちゃな表示になってしまいます。自分でもよく正常に表示できるように構築できたなと感心するぐらいなのですがやはり日々の忙しさに更新がおろそかになってしまいました。結果、オンラインストアの潜在能力を発揮させることが全くできませんでした。コーディングの分野を高いレベルで内製化できたり外部に委託できるぐらいの組織でしたらカラーミーは最適だと思います。知識と技術次第で圧倒的になんでもできる。それがカラーミーの良いところ。

 

色々考えた結果shopifyに移行しました

そして今回システム移行で選んだのがshopifyというカナダ生まれのサービス。一番の利点はコードを(ほぼ)触らなくてもいいという事。積み木をするように必要なコンテンツブロックを任意の場所に追加して画像と文章をつけてリンクを貼るだけでOKというありがたい仕組み。2コマあったところを3コマにしたいけどCSSも変えないとレイアウトが崩れてしまう・・・さらにその前後のブロックも触らないと見た目が変だな・・・おっとレスポンシブ(パソコンやスマホなどの端末毎に最適な段組みレイアウトに自動で調整されるウェブデザイン)にするCSSはどこに書いたっけ?という作業前から遠い目になってフリーズしてしまうような精神的辛さとこれでお別れです。

 

ただし積み木の形はいろいろあれどカラーミーほどは自由になりません。自由にしたければやはりコードを変更することになります。そしてshopify独自のリキッドというコードも学習する必要があるようです。でもそこまでやってしまうと元の木阿弥ですので今回は有料ですが自分がしたい表現にあっていそうなテンプレートを購入しそれに従って構築しました。

 

配送管理や決済管理などのシステムの面ではやはりカラーミーの方が良いとも感じました。EPISOの場合は大型家具を扱う都合で商品ごとに選べる決済が異なるのですがその設定にはなどにはちょっと手を焼きました。海外のサービスなのでうまく言えないのですが構造の概念がちょっと違う感じ。windowsとMACの違いみたいな感覚でしょうか。理解してしまえばどうという事も無いのですがきめ細かさはカラーミーに軍配が上がるように感じました。

 

 それでも更新性の高さというのはEPISOのように基本一人でなんでもやらなくてはいけない店にとっては代えがたく、もし雇用をするにしても直感的に操作できるshopifyは引き継ぎもスムーズになります。実際に今後、商品アップとコンテンツ製作の一部は外部にお願いしていくことにしています。

 

 

という事で今日はなぜシステム移行をしたのかをお伝えさせていただきました。次回は新しいオンラインストアでどんなところに重点を置いたかなどをご紹介できればと思います。

 

 

 

 

 

 

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