オンラインストアリニューアルの事③

オンラインストアリニューアルの事③

Mar 24、2023岩﨑敬太

 

オンラインストアのリニューアルについても今日で最終回です。

 

オンラインストアリニューアルの事①はこちら

オンラインストアリニューアルの事②はこちら 

 

 

今回はリニューアルしたサイトで伝えたい事、残りの2つについてお話できればと思います。

 

 

2つ目 / EPISOの内部を知ってもらいたい

オンラインストアリニューアルでお伝えしたい事の中ではこれが核になっているといっても良いかもしれません。

 

EPISOはヴィンテージ家具、オーダー家具、既製品家具、そして雑貨を扱うお店です。一般的な言い方ではいわゆる家具屋さんなのですが、普通の家具屋さんは既製品家具と雑貨を扱っています。EPISOの場合は北欧やイギリスのヴィンテージ家具が主体。

 

「ヴィンテージ家具・・・ってなんだ?リサイクルショップ?中古家具をかっこいい言い方にしている?年代物の骨とう品みたいな感じ?なんかよく分からないけど高そう・・・お店の人もこだわり強くて知識のないまま来るなって思われそう。だってウチは普通の家だし、そもそもかっこいい新築でも建てないと似合わないのでは。。。」

 

EPISOという店があるのは聞いたことがあるけれどこんな感じでちょっと入りずらい、と敷居が高かいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実際にヴィンテージ家具の相場は上昇の一途ですしここ10年ですっかり高級家具のジャンルに入ってしまいました。そして、勿論こだわった品物を置いているつもりですので上記のような感覚を全然違いますよ、と否定はしない点もあるのですが、ご来店いただいた方に店の価値観を押し付けるようなことは一切ありません。お伝えしたいのは「こういう選択肢もご用意してますよ」というご提案なのです。

 

また、ヴィンテージ家具がお好きな方、ご存じの方にとっても世の中にたくさんあるヴィンテージ家具の店を見比べた時にどんなコンセプトやクオリティで商品選定やリペアを行っているのかは気になるところだと思います。あまりリペアを施さずその代わり安い、とか徹底的にリペアをして資産価値を高めるとかお店のやり方はそれぞれ異なります。どちらが正しいとかではなく赤か青かの違いのようなものでそれぞれに良い点があります。ただ、世の中にはもしかするとリペアをちゃんとやらず値段も安くないというお店も存在するかもしれないという不安はありますよね。その外れくじを自分がうっかり引いてしまうのは絶対に避けたいのは当然です。

 

EPISOの場合はオンラインストアの掲載商品はしっかり直して味と言える小さな傷などは丁寧に画像でご説明する、店頭ではまだリペアされていないものについてはお客様とどこまでやるかを丁寧に相談したうえ実行する、というお店です。なるべく安いほうがいい、味がある方がいいというお客様の場合は完璧に新品の状態までもっていくことはむしろ不正解。ここでも選択肢をご案内するという事に重点を置いています。

 

ヴィンテージ以外でもオーダー家具製作や既製品家具を扱いますので幅広い視野からベストと思うものをご提案します。TVボードが欲しいとヴィンテージ家具を見に来たお客様にこのヴィンテージ家具では画面位置が高くなりすぎるのでオーダーでお造りする事やお部屋のどこが主役として見えるかによってはそこはシンプルな既製品を選んでその分ダイニングチェアをこだわってもいいのでは?というご提案をしたりすることもよくあります。

 

なんでもできるからこそ何をしているかわかりずらいという事は往々にしてあるものだと思います。そういう意味でもお客様のおおげさに言えば「得体が知れない店」という感覚をまずお店に足をお運びいただく前にご覧いただくであろうオンラインストアで少しでも解消できればと思っています。

 

そのために2つのブログ機能「THINK」と「JOURNAL」のうち「THINK」(今ご覧いただいているブログです)では中の人である僕が日々思っていることをありのままに綴っていきたいと思っています。人となりですとか、どんな考え方をする人が接客してくれるのかって事前にわかっていればちょっとは気が楽なのかなと。オンラインでご購入される方にとっても気軽にご質問いただけるきっかけになれば嬉しいです。ちなみに接客については基本お声がけをしていただいた場合には喜んでさせていただきますが、こちらから質問してもいないのに商品知識を話し出すようなことはしていません。僕自身、圧が強いお店がちょっと苦手なので。

 

 

3つ目 / EPISOの商品を知ってもらいたい

オンラインストアでお伝えしたい事、最後となる3つ目は直球ですが商品のご提案です。今までは商品アップも手が足りておらず全然できていませんでした。それが2つ目で上げた「得体の知れない店」感に拍車をかけていた部分もありますし、雑貨も家具もバイイングにはかなり深堀をして選定しているつもりです。単純に世の中にこんなに素敵な暮らしの道具があるという事を店頭ではお伝えしきれない点も含めてもっとお伝えできればと思います。

 

今までボトルネックになっていた商品掲載の労力が捻出できないという部分を一部外注化するなど仕組みを作ることで実現させていく予定です。いずれ内製化できればさらにオンラインサイト上での商品を絡めたメディア化が促進されると思いますがあまり風呂敷を広げすぎても足がすくんでしまうのでまずはできることからスタートしていきます。

 

 

 さて、ここまで3回にわたる長文にお付き合いいただきありがとうございました。EPISOのオンラインストアが皆さんの暮らしのお役にたつことがあれば光栄です。今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

 

More articles